トリプルメディアとは?崩壊したSEOリンク主義にみる、オウンドメディアと投稿代行サービスの必需性

トリプルメディアとは?崩壊したSEOリンク主義にみる、オウンドメディアと投稿代行サービスの必需性

最近よく耳にする「トリプルメディア」。企業はいま何を優先するべきなのか。変化するSEOリンク主義に、頼るべき投稿代行サービスとは?コンテンツマーケティングの「なぜ」に迫る!



今や企業がホームページを開設しているのはもちろん、ブログやメールマガジン、FacebookにTwitter、Instagram、Lineと、複数のコンテンツを運用するのが当たり前の時代となりました。
 
そして「コンテンツマーケティング」がビジネスの手法として大きな注目を集めるようになり、2010年くらいから騒がれ始めたのが「オウンドメディア」に代表される「トリプルメディア」の活用法。この「トリプルメディア」を上手に使いこなすことこそ、マーケティングゴールを達成させる手法とみなされるようになりました。


CONTENT

1.トリプルメディアとは
 ・「オウンドメディア(Owned Media)」
 ・「ペイドメディア(Paid Media)」
 ・「アーンドメディア(Earned Media)」
 ・最も重要なメディアとは
2.SEOリンク主義から、コンテンツ主義の時代へ
 ・支出から資産へと変わる「オウンドメディア」
3.投稿代行サービスの必需性~なぜ内製化がダメなのか!
 ・投稿代行サービスとは
 ・よく聞く企業の内製上の悩み
 ・投稿代行サービスの必需性~3つの理由
 

1.トリプルメディアとは

マーケティング戦略を構築するための3つのメディア、「オウンドメディア」「ペイドメディア」「アーンドメディア」の総称です。



※これに「シェアドメディア(Shared Media)」を加えた、「PESO」モデルを提唱する声も増えてきています。
 

◆「オウンドメディア(Owned Media)」

“Owned”とは「所有する」という意味で、Webサイトやブログ、メールマガジンなど企業が所有する自社メディアのことで、他のメディアでは伝えきれない情報を補い、統合、補完するハブ的な役割を担います。短期間での顧客獲得には向きませんが、ターゲット顧客との長期的な関係を構築することができます。
(※今読まれているこちらのブログもオウンドメディアの一例です!)
 

◆「ペイドメディア(Paid Media)」

“Paid”とは「支払う」という意味で、インターネット広告はもちろん、テレビや新聞、雑誌など、広告費を払って掲載する従来のメディアのことです。費用対効果を重視し、即効性はありますが、単方向配信なのでユーザーへの説得力は弱くなるのが特徴。オウンドメディアやアーンドメディアに送客し認知を促す役割を担います。
 

◆「アーンドメディア(Earned Media)」

“Earned”とは「獲得する」という意味で、信用や評判を獲得する、FacebookやTwitterなどのSNSのことです。即効性はありませんが、コンスタントに持続することで、あまり費用をかけずにオウンドメディアの情報を拡散したり、ユーザーと双方向の関係を構築したりできることなどから、潜在層を顕在化させ、信用やブランディング力を向上させる役割を担います。
 
これら3つのトリプルメディアを効果的に組み合わせることにより、それぞれの弱点を補い、ターゲットユーザーをメディア内でクルクルと循環させることができ、マーケティング効果を最大化していきます。
 

◆最も重要なメディアは「オウンドメディア」!

トリプルメディアのなかで、いま最も重要で優先するべきメディアは「オウンドメディア」です。それは、ペイドメディアに代表される、従来の広告手法が通用しなくなってきているから。ユーザーが企業から言わば押し売り的に発信されていた広告にうんざりし始め、ほとんどスルーしてしまうようになりました。さらにスマートフォンの普及により、ユーザーの広告離れが加速化しているのが現状です。
 

2.SEOリンク主義から、コンテンツ主義の時代へ



オウンドメディアが重要視されているもう一つの理由は、SEOの変化にあります。検索エンジンが上位に表示する基準は、以前はリンクが主でしたが、現在ではコンテンツ内容に重きを置くようになっています。これは、ユーザーがGoogleなどで自ら気になる情報を取りに行くようになり、Googleも「良質なコンテンツを検索上位に表示させることで、ユーザーの満足度を上げる」という考えをもつようになったからです。
 
つまり、「オウンドメディア」において、多くのユーザーに評価されるような、より良質なコンテンツ(記事)を作成、配信することで、検索エンジンが上位表示し、ユーザー獲得とアクセス数の向上に繋がることになります。
 

◆支出から資産へと変わる「オウンドメディア」

また、「ペイドメディア」におけるマーケティング費用は、支出とみなされてきました。例えば、リスティング広告やバナー広告は配信する期間が終わればそこで終了です。
しかし、「オウンドメディア」のようなコンテンツは広告ではないので、低コストで作成でき、しかも配信すればするほどWeb上に蓄積され、企業の資産として蓄えられていきます。
アメリカのマーケティング会社HubSpotが2012年に行った調査では、最も集客のコストパフォーマンスが良かったものとして、ブログという結果が出ています。


図引用”Inbound Leads Cost 61% Less Than Outbound [New Data]”より

3.投稿代行サービスの必需性~なぜ内製化がダメなのか!

ここで問題となってくるのが、「トリプルメディア」の運用力です。なかなか内製で「トリプルメディア」を活用しきることは難しく、ここまで複雑に絡み合うメディアをマーケティングの専門知識なしに運用することはたいへん厳しいと言わざるを得ないでしょう。
 
ブログやメールマガジン、SNSにはそれぞれに特徴があり、ターゲットとなるユーザー層や目的も異なります。そこで求められるのが「投稿代行サービス」です。

◆投稿代行サービスとは

文字通り、コンテンツの投稿を代行するサービスです。ブログやメールマガジンなどの「オウンドメディア」のライティングや投稿の代行はもちろん、バナー広告などの「ペイドメディア」、FacebookやTwitter、Instagramなどの「アーンドメディア」全般の運用、また数値から考察する運用の解析など、目的や予算に応じてトータルに請け負うことが多いサービスです。
 
また、先に「オウンドメディア」では単なる情報発信ではなく、ユーザーが欲する情報=良質なコンテンツ(記事)が求められるようになったと述べましたが、「オウンドメディア」に限らず「ペイドメディア」や「アーンドメディア」でも同様の現象が起きています。
実際に広告でも、いわゆる「記事風広告」が一般広告の何十倍ものCVを上げているという結果が出ています。
 
企業側の情報ではなく、全ての「トリプルメディア」において、ユーザーが望む情報でないコンテンツはスルーされてしまう時代。つまり、かなりの「ライティングスキル」が求められることになります。そして、企業の多くは投稿代行サービスを利用しているのが現状です。もちろん、全て内製する企業もありますが、なかなか思うような結果が出ずに悩まれることが多いようです。
 

◆よく聞く企業の内製上の悩み

ここで、投稿代行サービスを頼む企業によくある悩みを、チャート形式にしてみていきます。


・人材がいない(コンスタントに投稿するため、時間を割ける社員がいない)
・記事がかけない、ネタがない(何を投稿していいのか分からない。ライティングスキルがない)
・反応できない(コメントなどに返信する余裕がない)
   ↓↓↓
 続かない
   ↓↓↓
ファンがつかない、アクセス数が伸びない
 

◆投稿代行サービスの必需性~3つの理由

上記のような企業の悩みを踏まえ、投稿代行サービスの必需性がますます高まってきました。その主な3つの理由をご紹介します。


その1 客観性

企業発信では、どうしても自社商品やキャンペーン内容など、自分たちが伝えたいことが中心となってしまい、肝心のユーザー目線客観性に欠けてしまいます。
 ↓↓↓
大切なのはあくまで「ユーザー主体」の情報!
 ↓↓↓
企業の意向を踏まえつつも、プロの第三者による客観的なコンテンツが必須!
 

その2 モチベーション

企業の社員が仕事の合間に片手間で内製すると、内容が薄くなりますし、かといってSNS専門員などにしてしまうと、こんなことをやるためにこの会社に入ったのではないと、モチベーションが下がってしまいます。
また、一般社員は上司には逆らえないため、どうしても内容が企業よりとなってしまい、ユーザー目線に立てず、ジレンマに陥ってしまいます。
思い切って外部に発注することで、これらの問題は解決します。
 

その3 分析力

コンテンツを配信して一番良くないのは、やりっぱなしにして放置してしまうことです。ただ配信しただけでは個人レベルの投稿に過ぎず、効果は期待できません。常に配信したコンテンツ数値をプロの目で分析し、解析、改善する。
具体的には適切な広告を適切な時期に出したり、他のメディアと組み合わせたり、コメントに返信するなど常にユーザーを効果的に囲い込むよう、「トリプルメディア」を駆使できなければ意味がないのです。
 
以上、「トリプルメディア」とコンテンツマーケティングの現状について、お分かりいただけたでしょうか。
ますますコンテンツが多種多様化して複雑となっている今、もはや内製で「トリプルメディア」を使いこなすのは困難となっています。SEO対策を含む効果的なコンテンツマーケティングを目指すなら、やはり専門の投稿代行サービスに相談してみることをお勧めします。





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